2018年12月4(水)5年生プログラミングの授業@北区立岩淵小学校

2018年12月4日(水)に東京都北区立岩淵小学校でプログラミングの授業をしてきました。今回は5年生です。2クラスあって、20人+21人=41人の授業でした。1クラスで2コマ(90分)を2クラス分実施しました。

まず始めは、プログラミング研究所が開発したAIロボットのヨッピー君の登場です。(ヨッピー君は「ペッパー君」のロボット友達 😯 ) です。)

子どもたちに、「ヨッピー君に命令して、目的地までうごかしてみてね。」と提案したら、担任の先生も参加してくれました。「前へ進んで!」と命令すると、ヨッピー君はヨッピー君自身が前を向いている方向にしか進んでくれませんでした。所長のところまで動かすにはどうしたらいいでしょうか。
そうですね、まずは向きを変えてもらわなくてはなりませんね。見ている側の「前」と、ヨッピー君の「前」はちがうのです。
子どもたちも「百歩すすんで!」と激しい 😈 命令をしてくれました。

そのあとは、コードドットオルグ(code.org)のアナと雪の女王を全員でやってみました。アイススケートをしながら雪の結晶やパターンを作ります。ここでは、ブロックを引っぱる(ドラッグ・アンド・ドロップ)ことでプログラムを書くことができるブロック を使います。こんなに簡単に見えても、立派なプログラミングをやっていることになります。

 

 

ここでは、「前にうごく」ブロックは、「100 ピクセル前に進め」と言っています。「実行」を押すと、エルサは前にちょうど100 ピクセル進みます。ピクセルというのは、コンピューター画面のとても小さな四角のことです。

子どもたちのほうが呑み込みが早いです。私はこんなすぐにはできなかったよ。。。

ステージが進むと複雑な模様がでてきます。でもみなさん、できちゃってますね。できていなくても心配しないでください。わたくしも全部できる自信がありません。たぶん、全部はできないです。実際やってみましたが、わたくしはたくさんヘンテコな模様を描いちゃいました。(担任の先生もたくさんヘンテコ図形を描いてましたよ!)できるところまででいいんですよ。

ちょっと休憩をはさんで、次はコードドットオルグ(code.org)のアーティストの画面へ移動しました。コードドットオルグ(code.org)アナと雪の女王でもできるのですが、アナと氷が美しすぎて、みなさんの描いてくれる図形が目立ちません。

所長から「こんな図形と描いてみよう!」お題(👇)がでました。ちゃんとヒントもありますね 💡 。

さすが5年生、結構サクサクできちゃってますね。どんなプログラムで図形を描くことができたのかを、円を描くところはいろいろな種類の発表がありました。3つご紹介します(👇)。どれも円を描くことができますが、動きがちがってきます。

それぞれの動きは、一度描いた円をもういちどなぞったり、向きがちがったりしてます。でも円が描けてますね。ぐるっと一回りすると360度。300角形は限りなく円に近くなってきます。もっと円に近づけるにはどうしたらいいでしょう。
もちろん「正解」はあるのですが、プログラムを実行したときの動きを観察してみてください。

所長のお題ができちゃった子どもたちには、さらに「一筆書きのお星さま」「六角形と円をやったから円に内接する六角形を描いてみて」とお題をだしてみました。もちろん、自分の好きな図形もOKです。すごいパターン模様を描いている子どもたちもたくさんいました。

一筆書きの星をに挑戦してます。すごい、星に近いじゃないですか!
わたくしは星なんてかけませんでした。みなさん、できちゃってますね。すごい。。。
「すっごいきれいな模様が描けたよ!」とうれしそうに教えてくれました。
またやりたい人~ってきいたらみなさん手を挙げてくれました。

なんだか、子どもたちに教えられることのほうが多かった気がします。円の描き方パターンとか、極太で描く模様とか、ひたすら円を塗りつぶしていく発想とか、わたしにはなかったです。ありがとう、5年生のみなさん。
私から教えてあげることなんてなかったです。子どもたちより先に生まれただけだから、たまたま「プログラミング」を紹介することができただけです。教えてあげられることなんて何もないけど、ほんの少しの間だけ一緒にいさせてくれた 😳 、と感謝しかありません。

ご協力していただいた、5年生のみなさん、先生方、ボランティアスタッフのみなさん、ありがとうございました。

(今回実施した、学校向けカリキュラム案は→こちらです。)